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医療の現場である以上、生も死も受け入れる。
それが次へ繋がる看護になると、信じています。
私の勤務するHCU(ハイケアユニット)は、救急で搬送されてきた患者さんが処置された後、まだ予断の許さない状況だと判断された場合に受け入れる部署。当然、患者さんの状況も年齢も違うので、どうやって対応していくか考える必要があります。そういった意味では看護技術だけではなく、コミュニケーション能力というものが、とても重要になってくる仕事ですね。あと、人の命というものに、どうやっても向き合わなければいけないのが、看護師の仕事です。仕事をしていれば、どうしても亡くなってしまう患者さんもいます。でも、その時にただ悲しむのではなく、そこで学んだことを次の患者さんに対して活かすことが、大切なんだと思います。日々進歩する医療に対応していく看護技術を身につけ、生も死も、きちんと向き合って受け入れ、常に正しい看護をし続ける。それが看護師の使命ではないでしょうか。
子どもの頃、被災地で活躍する医療従事者たちの姿に心を動かされたことと、自分自身の入院経験が重なり、看護師に対する憧れを募らせる。その後、清林館高等学校では医療看護福祉系進学コースに在籍。目標であった看護師になるため、本学に入学した。
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患者さんだけじゃなく、その家族も共にケアしていく。
看護師に求められることは、ひとつじゃないんです。
泣くんです。私たち看護師を見ると子どもが(笑)。きっと注射などの怖いイメージが忘れられないんでしょうね。でも、そのままだと子どもたちの実際の調子が分からない。ではどうするか、と。ここで、ご家族。その中でも特にお母さんの協力が必要になってくるんです。子どもたちの食事量や細かな体調の変化を、お母さんに聞きながら共にケアするのは、小児科ならではかもしれません。だからこそ、患者さんだけではなく、そのご家族のメンタルケアも重要なんです。自分のお子さんが病気になっている訳ですから、お母さんも心配なのは当然。その状態の中、お母さんの心配事を解決していき、子どもたちを看護していくのですから、豊富な知識とコミュニケーション能力は不可欠です。自分としても、まだまだ学ぶことはたくさんありますが、今は少しでも早くご家族の心の負担を軽くしてあげたいと思います。
両親共に看護師という家庭環境で育ち、小さな頃から看護師という仕事を意識する。勤務部署を考える際は、子ども好きということもあり、小児科を希望。まだまだ勉強不足という自分の知識を補うために、卒業後も本学図書館へ通い自主勉強に励んでいる。
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あたりまえの日常の中でも、ふとした疑問を持てる。
そんな鋭い感性のある看護師をめざしています。
実際に勤務していると、今まで以上に勉強が必要だと感じますね。なぜなら患者さんご本人が抱えている病気について、みなさんご自身で勉強して調べているんです。それでも分からない時は質問されたりするんですが、その時にもし答えられなかったら、患者さんが不安になってしまいますよね。だから私たちは、患者さんの不安感を取り除くためにも、常に勉強し続ける必要があるんです。あと、日常生活に疑問を持つことがとても重要だと思います。なぜなら、私たちの仕事で日常生活に疑問を持つことは、そのまま患者さんの状態に直結するからです。毎日顔を見る患者さんの何気ないふとした表情に気付くことで、様態の変化や重大な問題を回避できることは多々あります。あなたが看護師をめざすなら、勉強や健康管理と同様に、日常の変化に気付ける感性、疑問を持つ心を育ててくださいね。
勤務4年目となる2010年は、プリセプターとして新人看護師に対するメンタル面のフォローも実施。同時に自分自身のレベルアップもめざし、さらなる勉強もしていく。新人看護師の指導での目標は、「この仕事を選んで良かった」と思ってもらうこと。
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人と接することで、自分らしさに磨きをかける。
その努力は、確実に看護師としての素養を育てます。
人と接することが苦手な人間は、看護師になるべきではないと僕は考えます。話すのが苦手でもいいんです。でも、接することが苦手では看護はできません。僕たちが相手にする患者さんは、当たり前ですが人間です。でも、病気やケガを患っている分、健康な人よりも気分の浮き沈みが多々あります。そうした方を看護する訳ですから、接している時に厳しいことを言われたりもします。でも、そこで挫折していては看護になりません。むしろ自分から、なぜ患者さんはそういう態度を取ったのかを考え、改めて対応していく位の前向きな姿勢が必要です。そのためにも、学生時代から人と接することに慣れ親しんでおくことが大切です。そういった意味では、きわみにはその環境がありますから、安心できると思います。常に自分らしくいること。それがプロの看護師としての理想の姿なのかもしれません。
高校在学時に母親が看護師資格を取得。その影響から自分自身も看護師という分野をめざす。卒業後、実際の看護を通じて、対人コミュニケーションの重要性を改めて認識。後輩たちに対して「人と話すのが苦手でも、接することは好きになれ」と語ってくれた。
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